BloomScheme Blog

株式会社ブルームスキーム公式ブログ

Kimakuri 2019.06.12 リリースノート

新機能

肌色自動調整

旧リリースでは、アバターの肌色(ボディ部分)は、ユーザー自身が手動で、自身の顔(写真から生成した3Dフェイス、または3Dスキャンしたヘッド)の肌色に合わせる必要がありました。

そこで今回のリリースでは、ユーザーの顔(写真から生成した3Dフェイス、または3Dスキャンしたヘッド)から、アバターの肌色(ボディ部分)をアプリが自動で推定・設定するように致しました。

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写真生成3Dフェイスの輪郭なじませ

旧リリースでは、写真からユーザーの3Dフェイスを生成する際、アバター頭部になじませるため3Dフェイスの輪郭に色を重ねておりましたが、写真の撮り方によっては、眉毛や目の部分にまで色が重なったり、逆に色の重なりが足りず、髪の毛が見えたままとなることがありました。

そこで今回のリリースでは、ユーザーが手動で、色の重なり領域を変更できるページを追加致しました。これにより、アバター頭部になじむ3Dフェイスを必ず得ることができるようになりました。

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PWA化

旧リリースでは、アプリをブラウザ上で起動する必要がありました。その結果、アプリ画面の小ささや動作の遅さ、起動の煩わしさが、ユーザー体験を阻害しておりました。

そこで今回のリリースでは、アプリをPWA化することで、ネイティブアプリと同様の操作性を持たせました。アプリが全画面に表示され、動作は軽快に、起動はホーム画面に配置したアイコンをタップするだけで可能になり、ユーザー体験が飛躍的に向上致しました。

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モバイル頭部3Dスキャンアプリ連携

旧リリースでは、ユーザーが自身の頭部3Dスキャンヘッドをアップロードすることは可能でしたが、ヘッドを生成する手段をご提供しておりませんでした。

写真から生成される3Dフェイスは、人工知能の学習データにおけるバイアスから、推定された顔の凹凸がユーザーのものとは多少異なるため、高い精度を求める場合、頭部を3Dスキャンすることが望ましい状況となっておりますが、これを手軽に実施することは困難でした。

そこで今回のリリースでは、bellus3Dを活用し、頭部3Dスキャンヘッドの生成およびアプリでのシームレスな利用を可能としました。ユーザーは、以下の方法で、自身の3Dスキャンヘッドを作成し、アプリ上で活用することが可能です:

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  • iPhone(X以降)を保有している場合:Kimakuri画面上のリンクから、bellus3Dを起動(初回アクセス時はダウンロード)し、Full Headを選択、画面の指示に従い自身の頭部を3Dスキャンします。結果を保存し、OBJファイルをエクスポート(注:課金が必要です)の上、これをKimakuri画面上でアップロードすると、アプリで自身の頭部3Dスキャンヘッドを利用することが可能となります。

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  • iPhone(X以降)を保有していない場合:弊社と提携している店舗に設置されている、Bellus3Dが利用できる端末を利用し、上記に記載の方法でユーザーが自身の3Dスキャンヘッドを作成(端末が設置されている店舗は、2019年6月12時点では、弊社本社のみ。本年夏以降、他社アパレル事業者様の数店舗に展開予定)。自身のモバイル端末上で、Kimakuri画面上のリンクによりQRコードを表示し、店舗端末に読み込ませることで、3Dスキャンヘッドを自身のアカウントにアップロードし、利用することが可能となります。
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アバター・アバターヘッドコピー

旧リリースでは、アバターやアバターのヘッドは毎回ゼロから作成する必要があり、無用な手間がかかっておりました。

そこで今回のリリースでは、アバターやアバターのヘッドをコピー出来るように致しました。これにより、髪型のみ、または体型のみを少しだけ変更したアバターを、迅速かつ大量に生成することが可能となりました。

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スキャンヘッド位置自動調整

旧リリースでは、自身の頭部3Dスキャンヘッドを、ユーザーが手動でアバターの首部分に合わせる必要がありました。

そこで今回のリリースでは、3Dスキャンヘッドの正しい位置を、アプリが自動で推定し、設置するように致しました。

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3Dスキャンヘッド首なじませ

旧リリースでは、ユーザーが自身の頭部3Dスキャンヘッドをアップロードした際に、首の輪郭部分が、アバターのボディ部分と(色の調整が困難なために)なじまないことがありました。

そこで今回のリリースでは、3Dスキャンヘッドの首輪郭部分を、アプリが自動で段階的に半透明とすることで、アバターのボディ部分と馴染みやすいように致しました。

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他社SNS直接投稿(twitter, Facebook, Line)

旧リリースでは、ユーザーがKimakuriで作成した自身の試着姿を他社SNSに共有する場合、一旦画像として保存した上で、他社SNSにログインし、アップロードする必要がありました。

そこで今回のリリースでは、Kimakuri上から直接、試着姿を他社SNSにて共有する機能を追加しました(但し、他社SNSの仕様により、OGP上、試着姿がトリミングされてしまう可能性があります)。

 

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機能更新

試着ページUI更新

1本指スワイプのみ全ての操作が出来るように致しました

旧リリースでは、モバイル上で試着画面を表示した際に、2本指や3本指でのスワイプが必要であったため、操作が困難でした。

そこで、今回のリリースでは、アバターの回転・並行移動・ズームのそれぞれを行うためのモード切り替えボタンを設置し、1本指スワイプのみで、全ての操作を完結できるように致しました。

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背景を回転できるように致しました

旧リリースでは、アバターの位置は背景の中に固定されていたため、アバターの表示角度を決めると、その背後に表示される背景は、ユーザーの意志とは無関係に定まってしまっておりました。

そこで、今回のリリースでは、背景回転モードを搭載致しました。背景ボタンをタップすることで、1本指スワイプにて、背景を自由に回転させることができます。アバターの表示角度と、背後に表示される背景の組み合わせを、ユーザーが自由に選択することができるようになりました。

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アバター編集ページUI更新 

旧リリースでは、アバター編集ページの3D表示画面が小さく、またボタンが混雑していたため、ユーザー体験が阻害されておりました。

そこで、今回のリリースでは、ボタンを整理し、3D表示画面を大きくするUIの変更を行うことで、ユーザー体験を飛躍的に向上致しました。

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Safari対応 

旧リリースでは、バグの関係上、対応ブラウザをChromeに制限しておりました。

そこで、今回のリリースでは、Safariを対応ブラウザに含めました

バグ修正

各種バグの修正を致しました。